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社会人数年目向け:やる気と振る舞い

主に普通に大学を卒業し、小さくはない会社に就職して、そんなに年月が経っていないけど(せいぜい数年)、毎日悶々と仕事をしている人向け。

働くのが自分の意志なら帰宅が遅くても泊まりでもいいと思っている。しかし現実はそうでない仕事が多いだろうし、望んだことだとしても続けているうちに苦痛になってしまうことだってある。新しく雇われ人となった若者の多くはこのような悩みを抱えている。

チームの利益と自分の利益を限りなく近づけるための自分の振る舞いを考え、チーム員の理解を得ることが理想の解決方法であり、そのためにはたとえ下っ端の雇われ人であっても仕事をとってくるスキルがあることが望ましいのではないだろうか。その際、上司を含む周囲の人間が自分の方向性とキャラクターを理解していれば応援してもらえるのでやりやすい。社内の顧客とお得意様になるための営業活動は大事だ。
個人がチームの中で生き生きと過ごすためには属人性を如何なく発揮し、「自分だからこの結果となった」という自信を持ち、それが認められることが必要である。誰が担当しても似たような結果になる仕事や割り振られた仕事を背景のわからぬまま繰り返してもそれは経験とは呼べず、満足も得られない。

計画的なOJTでもない限りはその人の希望するキャリアプランを考えた仕事など回ってこないだろう。何も主体的に動かないうちは会社と自分の利益は一致していないと考えた方が良い。新人にとっての利益の一つは、会社が教育機関として機能することだが、残念ながら現実的にはそうではないことが大半だろう。

既にこの主題について努力している人が気をつけたほうが良いのは、目の前の嫌いな課題から逃げるためにもっともらしい理由をつけて仕事を作っていないか確認することだ。嫌いだが価値のあることなら素直に認めた方がいい。後々、その仕事をやらなくて良いように振舞うとしても、知っておくことは損はしないはずだ。

ところでこのシチュエーションは研究室やゼミに所属した人なら既に経験しているはずのことなのだ。テーマが決まらないうちは宙ぶらりんであり、自分でテーマを決めた学生は四苦八苦しながらも生き生きと研究に励み、逆に与えられたテーマをこなすしかなかった学生は欝になるのだ。
つまり、会社に入っても学生のように考えるべきテーマというのがあり、テーマを決めるということはすなわち「仕事をとってくる」ことであり、また、その仕事とは「チームの利益と自分の利益を限りなく近づけるための自分の振る舞い」 とすべきなのだ。学生の研究室生活はせいぜい数年で終了するが会社の勤続年数はそれよりも長い。また、ボスにもよるが基本的に学生はケアされる存在なのに対し、社会人は年々構われなくなる。ケアする価値が無いと見限られてしまうのだ。意欲的な姿勢を見せればより長くケアされる、つまりかわいがられるだろう。

さて、もしあなたが毎日悶々と仕事をしている人ならば、「向いてない」とか「楽しくない」とはもしかして常々思うことかもしれないが、辞めることを考える前に見直すことはあるはずだ。自分がもし辞めるとすれば気にする条件は次の4つ。

  • どう考えても自分の利益とチームの利益が相反する
  • 尊敬のできる人間が誰もいない
  • 他の組織が欲しがるような人材となった見込みがある
  • 自立できる見込みがある

すぐにはわからないことばかりではないか。いっそのこと「企業は天才を凡人にする力があり、自分はその被害者だ」くらいに思ってみてはどうだろう。その方が生き生きと働けるではないか。