家庭菜園 2021年度総括

貸し菜園(30m2)、実家の庭の一部(たぶん合計10m2)で行った2021年度の栽培結果を記録します。 区切りを年度にした理由は3月に冬野菜の収穫が終わるからです。12月に植えて5月に収穫するたまねぎのように年度をまたぐものもありますが、どちらかといえばきりの良い区切りは年度だと考えました。 栽培地域は静岡県沼津市です。年間平均気温は16~17度で暖地に分類されます。冬でも氷点下になることは少なく、雪も霜もほぼありません。

2021年度に栽培した品種、収穫した野菜の味、栽培方法、虫対策、日当たり、作業頻度、天候、夏冬品種の移行、栽培記録方法という項目別にまとめると以下の通りです。

  • 品種
    • トマト、キュウリ、ナス、大根、ブロッコリー、白菜といった定番や、さとうきび、バナナといった変わり種を含めて30種ほど育てました。順調に育ったもの、期待以上に育ったもの、ろくに実らなかったもの、収穫前に枯れてしまったもの、発芽すらしなかったものなど、品目よって結果は様々です。体感的な収量としては、毎日何かしら採れたものを食べられる程度には収穫できました。特に夏季は野菜を買わなくてもよいと思えるほどです。ただ、夏以外でそれほどの収量を得るには、計画的な種まきと苗作りと撤収、そしてさらなる面積が必要だと感じました。
    • 自分で作ったからおいしいという思い入れ補正を除けば、売ってるものよりおいしいということはありません。だいたい一緒か、それ未満です。プロが栽培、流通、保存、小売した野菜を素人の新鮮野菜が上回ることはないと実感しました。
  • 栽培方法
    • 栽培の起点は様々で、購入した苗、購入した種、前年に採取した種、購入した野菜のクズから再生した苗、購入した野菜に入っている種という場合があります。苗半作という言葉の通り、苗作りは手間がかかりますし、なかなか狙った定植時期までに育ってくれません。スーパーで買った野菜をもとに育てるのは楽しいですね。ねぎ、小松菜、チンゲン菜はお手軽です。トマトとカボチャも種から簡単に発芽します。
    • 育成方法は、ビニールマルチなし、堆肥や石灰などの土づくり材料購入なし、除草は野菜が埋もれない程度という、どちらかといえば慣行農法よりも自然農法に近い方法をとりました。化学肥料と農薬は時折使っていますので、自然農法というわけではないという程度のバランスです。多少の雑草があっても土作りの材料を購入しなくても旺盛に育つことは、2020年の経験と見てきた動画でわかっていたのでそうしました。実際やってみてまぁまぁ目論見通りでしたが、菜園ではオヒシバとメヒシバが地面を覆い尽くすほど盛んで、野菜が埋もれない程度にするための除草ですら疲れました。
  • 株間
    • 詰め込みすぎ。何の品目がどれだけ成長するかを考慮して株間を決める必要があることがよくわかりました。というと当たり前ですが、調べずに植えたので損しました。
  • 虫対策
    • 虫とは必ず対峙することになります。1番は夏の蚊対策です。対策なしだと3分で10箇所刺されます。暑くても長袖と帽子が必要です。あまりにうるさいのでヤブ蚊バリアというスプレーを使ったところ、とても役立ちました。作業前にまいておくとその場所では刺されません。試しに半袖で30分作業しても全く刺されませんでした。3ヶ月で1本半使用。食害を受けた時期は意外にも虫の少ない冬で、ブロッコリーロマネスコ芽キャベツが半分くらいボロボロになりました。姿は確認できなかったのですが、荒らされ方と糞からしてヨトウムシだと思います。ほか、夏秋にウリハムシをよく見かけ、きゅうりとかぼちゃの葉にはいつも穴があいていました。
  • 日当たり
    • 庭でも貸し農園でも日当たりの良いところと悪いところがあります。日当たりの悪いところでは何をやってもだめでした。例外は半日陰を好むあしたばくらいのもの。
  • 作業頻度
    • 作業頻度も季節によって全く違いました。夏は最低でも3日に1度は行かないと収穫適期を逃したり雑草が茂ります。そこから気温が下がって冬になると野菜も雑草も育つのが遅くなるので1週間放置だとかざらでした。
  • 天候
    • 8月の大雨により順調だった夏野菜が一気に被害を受けました。きゅうりとかぼちゃが枯れ、トマトは枯れこそしないものの実が全滅。オクラとナスは無事でした。雨を直接防ぐ手段はわかりません。できることといえば、秋植えの苗を準備しておき被害が大きければ入れ替えることくらいでしょうか。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A4%E5%92%8C3%E5%B9%B48%E6%9C%88%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%9B%A8
  • 夏冬品種の移行
    • 冬野菜は12月中に収穫できることを見越して種まきや定植をすることが理想です。1月と2月は成長が急に遅くなるからです。ということを事前に学んでいたのですが、半分ほどは定植が遅れて収穫ができなかったことにより実感してしまいました。 9月下旬になったら、まだ収穫可能な夏野菜であっても片付けて移行すれば良かったと思いました。
  • 栽培記録方法
    • こういう総括をするためには記録が不可欠です。品目と収量をGoogle Sheetsに記録し、画像をGoogle Photoに、Twitterにメモを残しました。Google PhotoとTwitterには家庭菜園以外の情報もあるので、家庭菜園の情報を探すには品目名を検索キーワードに指定したり、目視で文章や画像を判断する必要があります。また、必ずしも全ての品目の栽培過程を記録しているわけではなく、記憶に頼っています。より適切に効率良く振り返るには、振り返りに適した情報の形と、日々の作業過程を残せる習慣と仕組みが必要と考えました。

全体としてはそんなところです。 2022年度の今はレイズドベッドを使ったより広い面積での栽培をしているので、雑草と害虫については顕著な改善を見込んでいます。 また、土壌と気候の流れを把握した上で、品目を計画的に扱うことは、どこでやっても同じことであり、今年は季節の変わり目を重視して移行に思い切りをつけることにします。 そして、土地を手に入れたので果樹の栽培に着手します。

以下、野菜別に概ね春から栽培した順に、文章のみで画像は使わず端的に書きます。 発芽しなかったり収穫できずに枯れたりといった失敗とみなした野菜も含めます。

ナス

  • 結果
    • 黒陽1株、千両二号4株の苗を4月下旬に定植。どちらも購入した自根苗。11月まで43本収穫。
    • 黒陽の方が草丈、葉の枚数、葉の大きさ、果実の大きさ、収量ともに良し。
    • 千両二号に食害と半身萎凋病は見られなかった。単純に成長が遅い。葉の色は少々紫がかった良い色だが小さい。
  • 感想
    • 1株20本を見込んでいたが少ない結果になった。黒陽と千両二号の結果の違いとして大きい要因と考えられるものは場所。黒陽は庭で千両は貸し菜園。土だろうか?虫に根をかじられたのかもしれない。
  • 次年度の方針
    • 黒陽と千両二号をできるだけ同じ条件で栽培する。

トマト

  • 結果
    • 中玉の凛々子を4株、ミニトマト4株を5月上旬と9月に定植。加えて、庭に生えてきたミニトマト1株。12月下旬に枯れるまで、中玉65個、ミニ500個以上を収穫。凛々子の苗は購入品。ミニは買った実にある種を育てたもの。
    • 8月に1週間続いた大雨で実が全て落ちる割れるなどの被害を受け全滅。株は無事。
  • 感想
    • 大雨が無ければ収量は倍だったのではないか?痛い
    • 凛々子は背が低く誘引の手間がミニより少ない。「世話のいらない」と銘打たれているだけある。果実同士が密接すると腐りやすいので摘果するのがよい。
    • 庭に生えてきたミニトマトが一番元気。2020年に育てたミニトマトの子である。
    • もっとたくさんの苗をストックしていたが、植える場所がなかった。
    • 誘引が必要になる前に支柱を骨組みになるように作っておく必要がある。猛暑のなか骨組みを作るのはつらい。
    • 収量が少なかった株がいくつかある。日照時間がやや短い場所に植えたからに思える。
    • 株間30cmにしたが他の区画のミニトマトと比べて狭かったように思える。50cmでいいかも。
    • 小学生でも育てられる手軽な野菜というイメージのあるミニトマトだが、手間を抑えてきれいなものをたくさん収穫するにはこまめな工夫が必要。あるいは完全放置できるような骨組みを作る手はありそう。1人で何株もこまめに誘引したり芽かきをするのはつらい。
    • 10月から12月も収穫可能だが遅くなる。収穫までの積算温度が900という通説は納得できる。
  • 次年度の方針
    • トマト用レイズドベッドでは6月中に骨組みを完成させる
    • 大玉トマトに挑戦

オクラ

  • 結果
    • 購入苗3株を7月中旬に定植。11月に枯れるまで81本収穫。
  • 感想
    • 簡単。支柱はなくてもよいし必要だとしても1本でよい。収穫時期はすぐに大きく固くなるので可能なら毎日みるのがよい。
    • まだまだ収穫できそうなのに3株とも急に元気がなくなって枯れた。葉からは病気らしい兆候がみられない。気温はまだ問題なさそうなので虫による根への攻撃だろうか。
  • 次年度の方針
    • 同じように栽培する。ただ、レイズドベッドなので低めにする。定植は4月5月でもよい。

キュウリ

  • 結果
    • 購入した接木苗2株を5月中旬に定植。8月下旬に枯れるまで38本収穫。
  • 感想
    • 初めての接木苗。2020年に育てた自根苗は途中でうどんこ病になって枯れたが、この苗は2株どちらもうどんこ病にならなかった。接木苗だからなのか。
    • すぐ大きくなる。何本か40cmを超えた。それでも食べられる。見栄えが良いのが欲しいなら収穫時期は毎日通う必要がある。というのはオクラと一緒だが、3日放置しても食べられるのが違うところ。
    • 38本のうち半分以上はお化けきゅうりと言われるような大きいものにした。売ってるものと違う姿に育てるのが楽しい。
    • 8月の大雨の直後に枯れた
  • 次年度の方針
    • 自根苗と接木苗どちらも育てる。たぶん2株。3株かも。

カボチャ

  • 結果
    • スーパーで買ったニュージーランド産かぼちゃに入っていた種から苗を4株つくり、6月上旬に定植。8月の大雨の後、実が1個を除いて全滅。その1個のみ収穫。
  • 感想
    • 虫まかせではなかなか受粉しないようで、雌花の元にある実のほとんどは大きくならなかった。人工授粉を試みたが実感できる成果なし。朝に受粉させることをすすめる情報が多かったが、実際に受粉させたのはいずれも午後だったのが原因かもしれない。朝に受粉させるためには起きてすぐ畑という立地でないとつらい。
    • 唯一収穫できた1個は見かけこそ立派だったものの味が薄く硬かった。追熟が必要なことは知っていて1週間置いたのだけど短かったのだろう。
    • どんどんのびて場所をとるのはトマト、きゅうりと一緒だが、支柱を組むなら重い実を支える工夫が必要。きゅうりと同じ支柱だと強度が足りない。いっそ地這いさせられる面積があれば楽そう。
  • 次年度の方針
    • 同じくスーパーで買ったかぼちゃから苗を作る。空中栽培と地這いの両方を試す。朝に受粉させる。

トウモロコシ

  • 結果
    • ピーターコーン、赤白、七色を計40株ほど種から育成。第一陣は5月中旬に定植したがまともなものは1本も収穫できず。第二陣を8月下旬に定植し20本ほど収穫。アワノメイガほか虫による食害なし。いずれも売り物より小さい。
  • 感想
    • 第一陣は場所が悪かったのではないか。菜園の中でも日照時間が比較的短い場所。雄穂を切る時期が早く切りすぎた一方で受粉させる時期は遅かったかも(花粉が飛んでいるのが見えない)。
    • 第二陣は日当たりの良い場所にした。秋に収穫する方法はアワノメイガを避けられた。あとは量と味の問題。1株1本に絞るのが良いかもしれない。
    • 振り返ってみると、日照も1本に絞るのも受粉も基本の栽培方法に従っていない。3割食害されるが7割はおいしいものがとれる程度の結果が家庭菜園レベルで基本的な栽培をしたときの結果に思える。
  • 次年度の方針
    • 基本の栽培方法に従う

ジャガイモ

  • 結果
    • 余りものの芋を何個か土に埋め、芽かきで2本に絞ったあと放置。30個ほど収穫したがいずれもピンポン玉程度。
  • 感想
    • 大して力を入れなかった。いつ育てたかも記録していない。成功例はいずれも耕していて複数の材料を土に混ぜている。無肥料で耕さず放置だとこんなもんなのかも。
  • 次年度の方針
    • やらないかも。同じいもならサツマイモを優先。

葉ねぎ

  • 結果
    • スーパーで買った根つきの葉ねぎの根を植えて放置。40本くらい?時期はいつでも。収穫もいつでも。
  • 感想
    • 簡単。年中どこでも育つ。世話もいらない。余った場所に植えておくとよい。
  • 次年度の方針
    • 同じく努力せずに栽培する

パクチー

  • 結果
    • 2020年度に自家採取した種から1株だけ栽培。小売されている3パック分ほどを収穫後、近くの雑草と栽培品種に紛れて姿を消した。
  • 感想
    • 植えた場所の日当たりが悪く、近くの冬瓜が旺盛に育ったせいか、いつのまにか消えてしまった。栽培していることをいつしか忘れていた。
  • 次年度の方針
    • 2株以上、まともに栽培する。

マクワウリ

  • 結果
    • 購入苗1株を栽培。18cmの果実を2個収穫。長雨の後枯れた。
  • 感想
    • 物珍しさに栽培した。味はメロンの方がよいという事前情報はそのとおりだった。
  • 次年度の方針
    • やらない。ずっとやらないかも。

サトウキビ

  • 結果
    • 購入苗8株を5月に定植。11月から12月にかけて一部を収穫。以降も味見しながら栽培を継続したが、甘みが酸味に変化していることから3月に栽培を断念。
  • 感想
    • 冗談のつもりで栽培したが冬まではうまくいっていたように思える。越冬できずに枯れ、酵母菌が糖を酸に変えてしまったのではないか。そもそも サトウキビは、12ヶ月から18ヶ月で生長し、気温が下がる冬に完熟します https://www.shinko-sugar.co.jp/process02.html とある。暖地とはいえ本州で栽培するには下調べが足りていない。
  • 次年度の方針
    • やらない。そのうち再挑戦したい。

紫ニンジン

  • 結果
    • 種を5月末と8月にまいた。どちらも発芽率は5割以上。5月にまいたものは枯れてしまった。8月にまいたものを2月~3月にかけて5本収穫。
  • 感想
    • 何も世話をしていなかったのでこんなもんかもしれない。難しいと言われている発芽は突破できた。残る課題は土作りと世話だろうか。
  • 次年度の方針
    • 余っている種を慣行農法で栽培する

明日葉

  • 結果
    • 2020年に植えた株Aに加え、新たに3株B,C,Dを6月に植えた。A株から小売10パック以上の量を収穫。Bからも小売2パック分を収穫。C,Dからは収穫なし。
  • 感想
    • Aは2020年8月に食害によって葉が一枚もない状態に追い込まれたが現在は最も旺盛に育っている。
    • 苗を植えた年には収穫できず、翌年から安定した収穫ができる。「明日また生えてくる」と思えるには、Aほど育った株が何株か必要ではないか。
  • 次年度の方針
    • 今の株をそのまま育てて収穫する

モロヘイヤ

  • 結果
    • 購入苗2株を6月に定植。場所はミニトマトの隣。10月に処分するまで、ゴミ袋をいくつか満杯になる量を収穫。
  • 感想
    • 何も世話をしていなかったが、想像の2倍大きくなり、想像の10倍収穫できた。近くに植えたバジルは死んだのに。強すぎる。
  • 次年度の方針
    • 未定

バジル

  • 結果
    • 購入苗2株を6月に定植。場所はミニトマトの隣。いつしか枯れた。
  • 感想
    • トマトのコンパニオンプランツとして有名であり、栽培も簡単と踏んで放置していたら消えてしまった。雑草に負けてしまったのかもしれない。
  • 次年度の方針
    • トマトのレイズドベッドで2株以上栽培する

枝豆

  • 結果
    • 購入苗1株を5月に定植。小売1パック程度を収穫。冬瓜に覆われ、いつしか消えた。
  • 感想
    • 場所が悪い。詰め込みすぎた。
  • 次年度の方針
    • 枝豆用のレイズドベッドで2株以上栽培する

ピーマン

  • 結果
    • 購入苗2株を5月に定植。9月に処分するまで70個収穫。
  • 感想
    • 無肥料の割にはいい方?味はいまいち。
  • 次年度の方針
    • 未定。場所があればやる。

万願寺とうがらし

  • 結果
    • 購入苗2株を5月に定植。9月に処分するまで102個収穫。
  • 感想
    • 数も大きさも味もいい。
  • 次年度の方針
    • ピーマン類用のレイズドベッドで2株以上

とうがらし

  • 結果
    • 購入苗2株を5月に、自家採種から育てた苗2株を6月に定植。200本以上収穫(途中で数えるのをやめた)。
  • 感想
    • これもそうだがピーマン類は放置で簡単に育つ。香味油、醤油漬けとして楽しめた。
  • 次年度の方針
    • 2株以上。キムチに使える辛みの少ない品種を育てる。

ししとう

  • 結果
    • 購入苗2株を5月に定植。9月に処分するまで238個収穫。
  • 感想
    • よく食べた思い出。調理はヘタを切るだけなので簡単。辛い果実の割合は5%未満に感じる。
  • 次年度の方針
    • ピーマン類用のレイズドベッドで2株以上

紫とうがらし

  • 結果
    • 購入苗3株を7月から鉢で育成。わずか2ヶ月で枯れた。
  • 感想
    • せっかくの頂き物だが早々と枯れてしまった。他のピーマン類と同じ場所に植えていれば豊作だったのではないか。土は買った培養土なので原因とは考えにくい。鉢の置いてあった場所からすると潮風だろうか。
  • 次年度の方針
    • 未定

落花生

  • 結果
    • 購入苗2株を5月に、頂き物の苗3株を7月に定植。1株は近くのサツマイモに覆われた後に枯れた。収量は合わせて小売4パックほど。
  • 感想
    • サツマイモの近くに植えたのが間違い。
    • 掘って、洗って、取り出して…と食べるまでの労力に対する量が少ない。要はめんどい。同じ豆なら枝豆の方が簡単。
  • 次年度の方針
    • なし。枝豆を優先。

サツマイモ

  • 結果
    • 購入苗4株を5月に、自前苗1株を6月に定植。8月、9月にツル返しが必要なほど大きく育ち、隣の隣の野菜に届いてしまったのでツル返しではなくツル切り。10月と11月に収穫。合わせた収量は、本数として15本、重さとして5Kg以上。収量の良い2株からは1株あたり2Kg以上収穫できた。
  • 感想
    • 夏野菜に比べると収穫までに時間がかかるが、世話いらずで収量も多く味も良い。
    • 株あたり収量の差は多分日当たり。ツル返し、ツル切りはどの株でも同じようにやっていたので。
  • 次年度の方針
    • サツマイモ用レイズドベッドを2つ以上作って6株以上栽培する

シソ

  • 結果
    • 貸し菜園に自生しているものをゴミ袋数袋分収穫
  • 感想
    • 前の借り主が育てていた株のこぼれ種が発芽したのだと思う
    • 茂り方が雑草レベル
    • 好きだけど主菜にはならないので食べきれない。しそジュースを試したけど砂糖が多すぎてたくさん飲みたくない。レンジで殺菌殺虫してからスムージーにするのはありかもしれない。
  • 次年度の方針
    • なし

パセリ

  • 結果
    • 購入苗1株を5月に定植。8月にサツマイモと冬瓜が覆いかぶさり、いつしか消えた。
  • 感想
    • さすがのパセリも覆われるとだめらしい。これも詰め込みすぎによる失敗。
  • 次年度の方針
    • 未定。1株くらい日当たりのいいところに適当に植えるかも。

冬瓜

  • 結果
    • 購入苗1株を5月に定植。隣の柿の木に絡みつきながら成長し、草丈としては2021年度最長で推定5m。12月に枯れるまで31個を収穫。根に近い茎の太さは直径4cm。
  • 感想
    • 2021年度MVP。10-12月はほぼ毎日冬瓜を食べており、消費し切れずストックが増していった。1玉あたりの大きさも1.5Kg以上。買うと1玉1500~2000円なので5万円分は食べたことになる。
    • 木に絡みついたのが大きい。柿は貸し菜園の区画外だから処分される可能性があったのだけど大丈夫だった。
  • 次年度の方針
    • 未定だけど1株は育てたい。絡みつく木がないので代わりになる骨組みを設ける。

ゴーヤー

  • 結果
    • 購入苗1株を5月に定植。場所は冬瓜の隣。冬瓜と絡み合うように成長するが、冬瓜より草丈は短い。12月に枯れるまで7個を収穫。
  • 感想
    • ツル性の野菜を並べたら絡み合って面白そうという理由で冬瓜と並べたら冬瓜が勝った。こんな好奇心のためにまともに育てられずすまん。
  • 次年度の方針
    • 未定だけど2株をまともに育てたい

ミョウガ

  • 結果
    • 庭に自生しているもの。8月から10月まで80個以上収穫。
  • 感想
    • 育てたものではないのでここに含めるか考えたけど採れたことを重視して載せた。
    • いつもは家族が戯れに採っているのだけど自分も手伝ったので例年より多く収穫。薬味、汁の具、漬物としてうまい。
  • 次年度の方針
    • おなじ

バナナ

  • 結果
    • 6月、耐寒性のドワーフナムワと間違えてドワーフモンキー2株の貸し菜園、自宅庭それぞれに定植。10月に草丈が1mを超えた。12月に地上部が枯れた。春に再生することを期待したが、3月に根も枯れていることを確認。
  • 感想
    • 品種を間違えたのが敗因としか言いようがない。夏秋にかけての成長速度はとても早い。耐寒性品種も同じ速度ならば1年で人の背を超すのではないだろうか。
  • 次年度の方針
    • 耐寒性の品種を2株以上植える

ビーツ

  • 結果
    • 6月から9月にかけて15粒以上の種をまいた。収量は2玉。ほかは雑草に負けて消えた。
  • 感想
    • 発芽率は100%近く、草丈10cmまでは順調だったが7月8月の雑草に埋もれてしまった。長雨で腐った可能性もあるが確認できていない。
    • 収穫できた2玉も売り物より小さい。平均的な野菜より多くの肥料を必要とするのかもしれない。
  • 次年度の方針
    • 20玉以上を目指し、市販の培養土または同等の肥料を含む土で栽培する

フォックスフェイス

  • 結果
    • 果実を食べられないとは知らずに買った苗1株を5月に定植。草丈は1.3mになったが実った果実は3個。
  • 感想
    • 食べられないとは知らずに植えたのがだめ
  • 次年度の方針
    • なし

小松菜

  • 結果
    • 5-6月にかけて生ゴミとなるヘタを10株定植し、1ヶ月後に5株収穫。残り5株は虫の食害により収穫を断念。
    • 11月に前年の自家採種をまき、4株を栽培。2月~3月にかけて株を維持しながら葉のみを収穫し、3月下旬から4月はトウ立ちした芽を収穫した。
  • 感想
    • とても簡単に育ち収量も味も良く調理しやすい。売っている小松菜の捨てられる部分から簡単に苗を作ることもできる。
    • とはいえ、虫の多い時期にノーガードで育てることは無理。不織布でトンネルを作っても突き破ってきそう。レイズドベッドならどうなるか試す価値はある。
    • トウ立ちした芽の天ぷらは最高。株を維持しながら葉のみを収穫したのは正解。
    • 素人の強い味方でありレギュラーメンバーといってもよい
  • 次年度の方針
    • 通年、レイズドベッドで育てる。夏にどうなるか着目。

白菜

  • 結果
    • 購入苗3株を10月上旬に、もう3株を10月末に定植。前者3株のうち1株が3月に結球し、2株はトウ立ち。後者3株は草丈10cm程度で成長が止まった。
  • 感想
    • 暖地での冬野菜とはいえ定植時期は10月上旬がギリギリなのだろう
    • 小松菜と同じく、トウ立ちした芽はおいしい。結球しなくても多くを食べられる。
  • 次年度の方針
    • 冬の主役として10株以上を目標とする。9月下旬に定植する。

ブロッコリー

  • 結果
    • 前年の自家採種から育てた苗6株のうち、3株を9月頭に定植、もう3株を10月末に定植。前者3株は11月末~12月に市販品と同等の頂花蕾を収穫でき、以降3月まで側花蕾を継続的に収穫した。後者3株は草丈20cm程度で成長が止まった。2月3月にはどの株も食害を受けており、葉には食害した虫によると思しき黒い糞があった。
  • 感想
    • 白菜と同じく、後者3株は定植時期が遅かったのだろう
    • 葉をくまなく探したが食害の主を見つけることはできなかった。ヨトウムシではないか。
  • 次年度の方針
    • 冬の主役として5株以上を目標とする。9月に定植する。
    • 同様の食害が見られた場合にはヨトウムシを疑い、土中の探索や薬剤散布などの対策をする。

ロマネスコ

  • 結果
    • 市販の種から育てた苗3株を10月中旬に定植。市販品と同等の頂花蕾を収穫できたものは2株。ブロッコリーと同じ日に定植し、ブロッコリーの苗と同程度の大きさだったが、ブロッコリーよりも頂花蕾ができる時期が1ヶ月ほど遅かった。残り1株は草丈こそ最も高いものの、頂花蕾ができなかった。ブロッコリーと同じ食害を受けていた。
  • 感想
    • ブロッコリーよりも育ちにくいのだろうか。少し調べただけではわからない。
  • 次年度の方針

たまねぎ(アーリーレッド)

  • 結果
    • 購入苗16株を11月中旬に定植。2022年5月1日現在栽培中。3月まで無肥料で育て、貸し農園の期間終了を機に自宅の庭に移植。3月と4月に化成肥料を追肥。玉の大きさは直径2-3cm程度。半数以上の株の茎が倒れている。
  • 感想
  • 次年度の方針
    • 50個以上を目標とし、レイズドベッドにて慣行農法で栽培する。

大根

  • 結果
    • 青首品種の種を10月中旬にまき、3月に10本収穫。うち又根は2本。葉を除いた長さは20-30cm。
  • 感想
    • 耕さなくても又根は2本。関係あるのだろうか。
    • 近くの他の畑では11月から収穫に入っていた。まくのが遅い。12月を収穫ピークにするように育てるべきだ。株が市販品に比べて小さいのも時期が大きいのではないか。肥料よりも。
    • 味も食感も市販品より悪い。おでんの具にはふさわしくない。おろしになら使える。太くなれば味もよくなるだろうか。
  • 次年度の方針
    • 20本以上を目標とし、8月下旬に種をまく。

芽キャベツ

  • 結果
    • 購入苗2株を9月頭に定植。12月頭から徐々に下葉を除去。1月2月に収穫。玉の大きさは市販品より小さい。
  • 感想
    • 定植の遅かった他の冬野菜と違って適した時期に植えたつもりだが育ちが悪かった。肥料不足だろうか。下葉は慣行農法に従って除去したが、もっと早くすれば玉が肥大したのではないか。
  • 次年度の方針
    • 4株以上育てる。市販品同等の玉を目標とする。