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長崎旅行記

なんでまた長崎に

8月12日 長崎SWQuality&DevelopmentGathering2015(長崎県) というイベントに参加することをきっかけに長崎に行きました。主催の池田暁さんと最近付き合いがあるのですが、池田さんが急に故郷への貢献に目覚めたらしく、誘われることとなりました。

今思い出しても、よく関東から長崎くんだりまで足を運んだものだと思いますが、「九州って行ったことないし、カステラでも食って返ってくるか。」くらいの軽い気持ちで行くことにしました。どうせ遠くへ行くなら何日か観光をしようと思い、5泊6日滞在することにしました。

とりあえず江山楼のちゃんぽんは美味しかったです。ちゃんぽんって、私の生活圏に出す店が無く、全く食べる習慣が無いのですが、これは時々食べたくなると感じました。

イベント本編と清水吉男さん

イベントのテーマが派生開発でしたので、XDDPやUSDMの生みの親である清水吉男さんの講演がメインコンテンツでした。無料のイベントなのに、よく来てくださったなぁと思います。

清水さんの講演は、基本的には著書の内容に沿ったものであり、そこに自身の開発経験・コンサルティング経験を交えながら要点を説明したものでした。USDM形式のように要求仕様を書くというのは、「計画重視のプロセスはソフトウェア開発に向いていない」という先入観があった私からするとあまり現代的な印象が無かったのですが、氏の主張である「大半は仕様の問題」「要求の裏にある理由は安定している」「良い要求仕様は良いソースコードを導く」を考えると、20年経っても通用するのではないかと思わされました。

ただ、その理解はまだ感覚的なものなので、USDMとユーザーストーリー、XDDPとXP、変更設計書とDesignDocについては、共通点と違いを理解しておきたいと思いました。

他のセッションでも興味深い話があったのですが、質疑の時間が十分でなかったのが心残りでした。

イベント後は長崎らしい料理を前に懇親会が行われました。魚だ。この街は魚がうまいんだ。

清水さんは非常にきさくな方で、氏の手法の話はもちろん、昔の開発経験、コンサルティング経験、一度は挫折した話、技術がいかに生産性を高めるかという話、大学教育の話、私のちょっとしたキャリアの相談など、色々なお話をすることができました。

市内めぐり

イベントの翌日は主催の池田さんが市内をめぐるツアーを組んでくださいました。

グラバー邸を軍服を着て歩いたり、孔子廟で華麗なやかんさばきを見たり、中華街で角煮まんやハトシを食べたり、出島で昔のビリヤードをしてみたり…など、記憶に残る観光をすることができました。観光できる場所が多い街というのは良いものですね。昔から海外との交流があった街というだけあって、文化的資料はもちろん、現在の建物や街並みにも特徴がありました。勿論、Ingress のポータルの数も多くありました。

長崎市街は路面電車が多く走っているのも特徴でした。私は路面電車には全く馴染みが無いので非常に新鮮でした。路面電車は昭和の産物なのかなと思っていましたが、この街では現役であり、市民の重要な交通網として動いていました。この旅行でも何回も利用した、ありがたい存在です。

(孔子廟で撮影した写真をうっかりデコってしまったもの)

(出島の施設にあった昔のビリヤード台。大きな耳かきのようなキューで玉を突き、立っている棒を倒すとか倒さないだとかのルールで競う。)

離島で釣り

あとの日は完全な自由行動です。釣り道具を持ってきていたので釣りをすることは決めていたのですが、どこで釣るのかを決めていなかったので、ホテルで調べることにしました。「どうせなら島に行きたい」と思って調べてみると "飛島磯釣り公園" という場所が、設備の整った磯釣り公園の割にはそこそこいい代物が釣れるという情報を得て、船に乗って行くことにしました。長崎港では高島との往復料金と釣り施設の入場料がセットになったチケットが売られており、2040円と思ったより安い値段でした。

飛島磯釣り公園のある高島までは、長崎港から伊王島経由で30-40分くらいだったでしょうか。甲板でビールを飲んで風景を見て眺めていたせいか、あまり長いとは感じませんでした。港から釣り施設へ向かうバスがあったのですが、道中を歩いて楽しむことにしました。

釣り施設への途中には海水浴場がありました。海はとてもきれいな色をしており、珊瑚の中を色鮮やかな小魚が泳いでいるのが遠目からでもはっきり見え、南伊豆や沖縄を思い出させるものでした。しかも、人はまばらで、思う存分泳いだり、砂浜で転がることができます。いいですね。海水浴場はこうでなくては。しかし、BGMとして「粉雪」がかかっていたのはしばらく忘れることができそうにありません。

いよいよ釣り場へ。磯釣り公園という名前がついているだけあって、足場がしっかりしており、竿を出せる場所も広いです。入口近くに小さな釣り具屋さんがあり、船のチケットを見せると入ることができます。ついでに餌のオキアミとアミエビも買いました。

オチから言うと、まぁまぁ釣れるのですごく楽しいです。施設の奥には、沖へ向かってのびる足場(写真)があるのですが、そこは水深が結構あります。人はあまりおらず、魚もスレていないようで、色々な場所に落とし込むだけでもアタリがあって楽しいです。

主な釣果は、カサゴメジナ、アイゴ、ハタの仲間と思われる何か、ノコギリダイ、ハコフグでした。他、名前のわからないものも釣れましたがわからずじまい。ホテルの冷蔵庫を生臭くすることは気が引けたので基本的にはリリースし、その日に食べる分だけその場で柵取りしました。釣り場の近くには水道があるので、そこでさばくことができます。

精霊流し

8月15日、高島から長崎市街に戻ると精霊流しが行われていました。そこら中で爆竹が鳴り響き、山車のような精霊船が引かれていく様を見ると、祭りにしか見えません。しかし、精霊船に取り付けられた遺影を見ると、爆竹の音もどこか物悲しく聞こえてきます。チリンチリンアイスを食べながら1時間ほど見ていました。

あくまで弔いであって見世物ではないのですが、その物珍しさからして観光的には見物する価値のあるものでした。爆竹の赤い箱ごと火をつける場合が通常で、中には問屋から卸したような爆竹詰め合わせのダンボールに火をつける場合もあり、音も煙もすごいことになります。YouTube でその様子を見ることができます。

平和公園

終戦記念日である8月15日に訪れようかとも思っていたのですが、ぼんやりと釣りができるくらい平和になったことを実感した方が終戦記念日らしいと思い、翌日16日に訪れることにしました。公園内はとても広く、多くの慰霊碑があり、それらを見るだけでも平和ボケした私の頭にも刺さるものがありました。

そんな場所でXMPバースターを撃つのは趣がありました。

いいところだった

ここ何年か、国内旅行というとスキーばかりでしたし、九州自体初めてだったということもあり、大いに楽しむことができました。街並み、歴史、海、魚介が好きなら楽しむことができると思います。

また、今回の行程は半分くらいは一人だったのですが、今まで一人旅はしたことがありませんでした。日本の中でも訪れたところが無い地方がまだまだ多いので、もっと気軽に旅行をしてみたいですね。

やり残したこと

カステラ食ってねぇ!